横浜市港北区。
この綱島と大倉山のほぼ中間地に「昔ながらの温泉」があります。
少々分かりにくい場所にあること、躊躇する外観もネックですが、それらのハードルを越えるとすばらしい黒湯を堪能できます。
横浜にもすばらしい温泉があるということを知ってもらえると、温泉ソムリエ冥利につきます。
Contents
太平館の黒湯に入ってきました
ウワサ通りインパクト大の入口!
どよーん。
失礼ながら、これが一目見た正直な印象でした。
化粧品のお店だったのか、古めの字体でマックスファクターの文字がちらり。
営業時間が書かれた張り紙も、味わい深いものがあります。
きっと地元の常連さんでしょう。
暖簾をくぐるとそのまま脱ぎっ放しの靴、サンダルもちらほら。
ちなみに日中は昭和レトロ感ある素敵な雰囲気です。
入口を開けると…レトロながらも清潔感あり
そして、自然と更衣室の向こう側、ガラス戸の先にある浴場に視線がいきます。
そこでひとつの疑問が…
番台さんに470円を渡して、入浴準備。
背の低いロッカーが設置されていること、天井がずいぶん高く採られていることから、こじんまりした広さの割には圧迫感がありません。
お湯は熱めだけど、黒湯のヌメりがとても気持ちいい。
ジェットバスのある白湯1つと黒湯2つ。
黒湯はまったく底が見えないので、段差にご注意ください。
ところが、お湯のヌメリ感も手伝ってか、もう駄目!とすぐに出たくなる感じはしないんですよね。
神奈川県公衆浴場生活衛生同業組合ウェブサイトによると、「神経痛や冷え性、子供のアトピーに効果があると定評」とのこと。
YOUTUBE動画でお風呂の雰囲気をチェックできます
横浜銭湯チャンネルさんが太平館のエントランスからお風呂の様子まで動画で配信されています。太平館の他、多くの銭湯の動画がアップされていますのでお風呂巡りの参考になります。
太平館に行くなら…これだけは注意して
よくある大型のスーパー銭湯のような施設ではなく、地元の人々の日常に溶けこむ「気軽に行ける銭湯、温泉」なのです。多少の不便は目をつむりましょう。
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シャワーはありません。お湯と水の蛇口で調整してカランに溜めて体にかけてください。
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シャンプー、リンス、ボディソープなんぞありません
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白いタオルは控えるか、お風呂専用のもの。茶色くなります。
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ドライヤーは諦めて ドライヤーは10円を2枚必要としますが、心もとないサイズ感のもの。女子風呂のドライヤーがどのタイプなのか、わかりません。
きっと髪を乾かすのにかなりの時間を要するでしょう…
太平館の詳細情報
太平館の住所と営業時間
住所 | 神奈川県横浜市港北区大曽根1-25-2 |
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営業時間 | 15:30~22:00 |
定休日 | 金曜日 |
電車で行くなら
東急東横線は大倉山駅から徒歩10分綱島駅から徒歩14分と2駅利用可能です。
大倉山駅 | 徒歩10分 | 普通のみ停車 |
綱島駅 | 徒歩14分 | 急行停車駅 |
急行から普通電車に乗りかえる時間を考えると、渋谷(上り)方面から行く場合は綱島駅から歩いて行ってもよいかもしれません。
バスで行くなら
横浜市営バス13系統、59系統が利用可能です。
横浜市営バス
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のりば1
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のりば 2
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13系統
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新横浜駅ゆき
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鶴見駅前ゆき
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59系統
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横浜駅西口ゆき
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綱島駅前ゆき
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駐輪場はある?駐車場やコインパーキングは?
駐輪場はありませんでしたが、入口付近に数台自転車が停めてありました。
くれぐれも通行の邪魔にならないように。
太平館は利用者の専用駐車場はありません。
徒歩2分ほどの場所にコインパーキングが数か所ありますので、そちらに駐車されることをお勧めします。
太平館は割引券やクーポンはある?
インターネット上で割引券やクーポンは見当たりませんでしたが、神奈川県内共通入浴券を購入することで一回あたりの入浴がお得になります。
通常10回の入浴で4700円なのでトータルで300円お得になります。
最後に
これから先も永く続いて欲しい温泉です。
また、これから綱島・大倉山で新生活をされる方も、この古く良き銭湯、太平館のディープな黒湯でひとっ風呂を!