個人年金。
ざっくりと説明すると、「年金が足りなくなる、もらえなくなるので自力で年金の足しにしましょうね。」と、先行き不透明な将来への備えとして…という商品です。
あなたも老後が心配で、その解決策のひとつとして個人年金の加入を検討していますか?
しかし本当に個人年金の加入が必要でしょうか?
8年前、今のお金や金融商品の知識(ファイナンシャルリテラシー)があったなら、個人年金に加入することはなかったでしょう。
実際に個人年金に加入をしてわかったこと、感じたことなどを書いています。
ファイナンシャルプランナー資格を持つ保険の営業マンですか?
しかし、基本的には保険の紹介料で給料を手にする人たちですから、無防備で100%の信頼を置いてよいものでしょうか?
Contents
アフラックの個人年金に加入していました
私が個人年金に加入した理由
1)年金が少なくなる、もらえないなど将来の漠然とした不安から
私に限らず個人年金に加入検討の際に上がる一番の理由はこれだと思います。
実際、受給年齢も60歳から65歳に段階的に引き上げられています。
2)払い込み金額が何年後にいくらになるので貯金よりまし
定期預金ですら金利は低いので銀行に預けても大してお金が増えません。
3)無駄遣いの抑止力にもなると思ったから
個人年金に預けてしまえば、解約の手続きをふまなければ気軽におろすことができなくなります。
4)税金が安くなるから
私が個人年金を解約した理由
その数年間で、ファイナンシャルプランナー資格取得し、お金や金融商品の知識(ファイナンシャルリテラシー)を身につけてきました。
そして、加入した理由のそれぞれを思慮した結果、一つの結論に辿り着いたのです。
1)個人年金よりも良い利回りや投資を考えるようになったから
投資は怖いと思うかもしれません。私も以前はそう思っていました。
結局、保険会社にお任せして間接的に投資しているのです。
2)年金対策にiDeco(イデコ)の運用をはじめたから
年金が少なくなる、もらえないなど、将来の漠然とした不安自体は無くなりません。
そこで以前の私は「個人年金で対策をすることで不安を少なくする方法」を選びましたが、改め「iDeco(イデコ/確定拠出年金)」で代用することにしました。
iDecoとは個人型確定拠出年金(iDeCo)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。この制度への加入は任意で、ご自分で申し込み、ご自分で掛金を拠出し、自らが運用方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。また、掛金、運用益、そして給付を受け取る時には、税制上の優遇措置が講じられています。国民年金や厚生年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための資産形成方法のひとつとしてご活用ください。iDeco公式サイトより引用https://www.ideco-koushiki.jp/
それなら、個人年金の毎月の払い込み額をそちらにまわしたほうが、結果として運用益が良くなるのではないか。
3)つみ立てNISAをiDecoの補填としてはじめたから
イデコを真面目に運用することの次につみたてNISAを始めました。
年金は確保したいけれど、そこにばかり現金をまわしてその時の生活が成り立たないのでは本末転倒です。
つみたてNISAは、基本的には中長期目線で運用するが、いざという時に現金化できる。といった位置づけで運用しています。
個人年金を損切り解約した理由のまとめ
→お金について勉強することで貯金、貯蓄、投資に対する考え方が変わった
3)iDecoの補填としてつみたてNISAをはじめた
実際、個人年金の解約時に%=円の損を出しました。この損をどうみるか。
自分のお金の運用の仕方を、資産、金融商品全体で考えることができたことは、本当に良かったです。お金について勉強したからこそです。
もちろん、リスクを犯したくないので投資はしない!という方には個人年金でよいのかもしれません。
方向転換したはいいが、時間を活かせないのはそれはそれでリスクが大きいです。