現役の宅建士、はまっこです。
『そろそろ一人暮らしを始めようかな~?』というあなた。
お部屋探し・物件探しの手順、流れはご存知ですか?
知らないと余計な手間や時間を掛けてしまうこともあります。
でも、いきなり不動産屋さんに行っていろいろ話を聞くって…なかなかできないですよね?
など、いろいろと不安もあろうかと思います。
そんなあなたの為に、現役の不動産屋&宅建士が物件探しの手順や流れを説明します。
こちらのブログでは、物件や不動産会社の斡旋・仲介はしませんから利益相反(りえきそうはん)とならないはずです。
予備知識を得る場として活用していただければうれしい限りです。
Contents
インターネットで物件検索
まずは、『SUUMO(スーモ)』『LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)』『at home(アットホーム)』などの検索サイトを使って、自分の住みたい条件を入力しましょう。
- エリアや沿線、駅
- 予算
- 希望の間取りなど
ずら~っと、物件が大量に並んでいる状態だと思います。
そこから『希望の設備』、『駅までの徒歩分数』どを入力して物件を絞っていきます。
- 『設備』を重視するなら『駅までの徒歩分数』を後に指定する。
- 『駅までの徒歩分数』を重視するなら『設備』後に入力する。
- いっぺんに希望条件を入れすぎてしまわないこと。絶対に譲れない条件から始め、無くてもまぁなんとかなるかな。の順で少しずつ。
そうるすことで、「徒歩分数を少し増やせば良い物件がある」など、今後の物件探しの仕方のヒントになる気づきも見えやすくなります。
今のご時世、「サイトは違えど賃貸物件のすべてが物件検索サイトに掲載されている。」と言って差支えがないくらい、インターネットで物件を探すことが主流です。ひと昔前とは違い、何軒もの不動産屋を回って…というのはかなり非効率ですでおすすめしていません。
物件の問い合わせをして物件見学してみましょう
検索していく中で気に行った物件(以下物件A)があったら、不動産屋さんに問い合わせをしましょう。
メールでも問い合わせできるようになっていますが、電話での問い合わせをおすすめします。
なぜなら、実際にお客さんからこのような声をよく聞きますので…
- 物件Aはまだ募集中しているか⇒残念ながら、募集終了していることもありますので。(なぜか…)
- 希望日、希望時間に見学させてもらえるかどうか⇒土曜、日曜は他のお客さんの予約で埋まっていることもあるので早目に連絡を!
- 物件Aと比較できるような、似た条件の物件があったら一緒に見学させて欲しい。⇒物件Aを1件だけを見学しても、そこは人間の性。なかなか決断が難しいもの。自分で比較検討することで納得して決めることができます!
気に入った物件があったら申し込みをして入居審査へ
物件を見学した後、家賃やその他の条件を確認して問題がなければ、いよいよ決断の時!
申し込みです!
申し込みには申し込み書の記入や身分証の提出が必要です。
これは大家さんや管理会社が、どういった人が入居を希望しているのかを確認(=入居審査)をするためです。
物件や大家さんによって多少前後しますが、早ければ1日、大体2~3日あれば入居審査は完了することが通常です。
申し込みに必要なもの
- 印鑑(シャチハタ不可、物件によっては実印)
- 身分証(免許証、保険証、学生証)
- 内定通知書 ※転職や就職の人
- 合格通知書 ※新入学生
敷金、礼金など契約金の支払い
この「敷金、礼金など契約金の支払い」と次の手順「重要事項説明、契約手続き」は、物件によって手順が逆であったり、同時になることがあります。
また、振り込みでの支払い、現金での支払いなど物件や管理会社によってまちまちです。
「申し込み・入居審査」の後に、契約金の支払い方法、契約に必要なものと合わせて不動産屋さんがアナウンスしてくれますので、しっかり確認しましょう。
重要事項説明・契約手続き
無事に入居審査が完了したら重要事項説明と契約手続きです!
普段聞きなれない難しい言葉や文面なども多く、理解しにくいこともあると思いますが、それらをしっかりかみ砕いて説明を行うことが”不動産屋さんのやるべき”こと。
なんて思わず、気になったことやわからないことはしっかり質問し、確認しましょう!
わかったフリをしてしまうと後で困るのは「借りる自分」ですから。
重要事項説明は、契約書の内容の中でも『特に大事な部分を抜粋した書面』の説明です。内容によっては契約書に記載のない文面もあり、物件を借りる上での条件や大事な内容が書かれています。
「借りる人に不利益が出ないよう、きちんと対面で説明しなさいね」という法的な決まりがあり、不動産屋さんの「宅地建物主任士資格者」が「資格証」を提示の上、物件を借りる人に必ず説明しなければなりません。
契約開始・鍵引き渡し・引越し
契約関係の書類、契約金の支払い手続きに不備がなければ鍵の受け取りとなります。
お部屋探しをしてみましょう
以上が物件探しの大まかな手順、流れになりますがイメージはつかめたでしょうか?
細かな内容については、物件によって異なってきますから、不動産屋さんのアナウンスをしっかり聞きましょうね。